過去ログ - 一方「俺は、オマエの事が、」垣根「………」
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269: ◆yZmHv5zrf.[saga]
2013/05/01(水) 21:47:51.23 ID:h4GxnuR60

一方。
垣根帝督は、妹達から改めて自分が眠ってから目覚めるまでの全てを聞き。
自分が眠っていた原因を冥土帰しと共に分析し、把握して。
妹達数名と、一方通行とかつて共に住んでいた家へ戻ってきてから、彼は落ち込んでいた。

「俺の事、嫌いになったか? ……一方通行」

メールをしても。
電話をして、留守番サービスにメッセージを残しても。

一向に、返事が来ない。
それはもう、綺麗さっぱりと。

実際には返事を出し渋っているだけで、一方通行はメールを保護しているのだが。
加えていえば、留守番サービスのメッセージは保存してあるのだが。
相手方の様子など知る由もなく、垣根はどんよりと落ち込んだ。
妹達は懸命に彼を慰めようと言葉を練る。

「そんなことはありませんよ、とミサカは否定します」
「彼が貴方を嫌いになるのは来年までに人類が滅亡する恐れより低いです、とミサカは励まします」
「俺と一方通行が本気になったら割とすぐに人類滅亡するけどな」
「「「「」」」
「………はぁ」

もう嫌だ、と落ち込む垣根。
超能力者である彼は多少ズレているところもあるが、基本的には普通の少年だ。
一方通行が心を傷つけながら戦った理由が自分で、原因が自分の我が儘だったのだから、反省するに決まっている。
反省するということは、イコール自責の念に駆られるということだ。
妹達は顔を見合わせ、ミサカネットワーク内で話し合いをした後、示し合わせたように言った。

「「「では仲直りデートです、とミサカは提案します」」」
  


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