過去ログ - 一方「俺は、オマエの事が、」垣根「………」
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281: ◆yZmHv5zrf.[saga]
2013/05/03(金) 21:36:02.59 ID:jbOOH2gx0

MNW越しに報告を受け。
ミサカ00166号は、垣根帝督の様子を眺めて応えた。

「こちら垣根帝督が乙女化しています、とミサカ00166号は報告します」

一方。
垣根帝督はというと、既に服は決めていたのだが。
優秀な頭脳故に、先の先を想像、もとい妄想して先走り。

「ガム食っとくか。…後ミント菓子も。……ミント飴も」

目についた口臭対策グッズを口にしていた。
そんなにミント味のものを食べては食べ物の味がわからなくなりそうなものだが。

「……髪跳ねてねえ?」
「大丈夫ですよ、とミサカは返答します」
「襟とか」
「曲がっていません、とミサカは返答します」

顔が近づくかもしれない。
口臭がしないようにミント味のものを頬張ろう。
久々に会うから、一番良い格好で。
身支度は完璧にしていても、不安になるものだ。

「………」
「かっこいいですよ、とミサカは客観的に判断します」

垣根を励まし、彼女達は車椅子を組み立てる。
バッテリーをきちんと補充した電動車椅子である。

「途中まで送ります」

言って、00166号は垣根が腰掛けた車椅子の押し手を握る。
垣根は顔をあげ、視線を彼女の方へ向けて微笑んだ。

「……悪いな」
「妹達は皆貴男の友人ですのでお気になさらず、とミサカは言葉を返します」

ゆっくりと、家から出た。


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