過去ログ - 一方「俺は、オマエの事が、」垣根「………」
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◆yZmHv5zrf.
[saga]
2013/05/04(土) 22:42:01.41 ID:MPNNem130
共犯者としての自覚をここに持ちながら。
垣根帝督は、超能力者としての己をきちんと確立する。
想いも成就した以上、もう二度と眠りに就くことはないだろう。
自分のために、二万を殺す覚悟を決めた男のためなら。
自分もきっと、誰かを殺す覚悟が決まるのだろうなあ、と垣根は思った。
「罪滅ぼしも全部、同じように背負う」
動くことを許された上半身で。
垣根は一方通行の身体を抱きしめ、目を閉じる。
少し早い心臓の鼓動が、たまらなく心地良いと感じた。
ぐい
強く、押し倒される。
動揺に顔を上げた。
赤い瞳と、薄い笑み。
「……帝督」
深く口づけられ、服に手をかけられた。
不思議と抵抗する気にはなれない。
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