過去ログ - 一方「俺は、オマエの事が、」垣根「………」
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322: ◆yZmHv5zrf.[saga ]
2013/05/05(日) 15:59:41.91 ID:R9bXPkF70

「それで、うまくいったのですね、とミサカは解答を濁そうとする垣根帝督にツッコミます」

00166号と垣根は現在、ファミレスに居た。
カロリーのことを考えていないらしい。
クローン少女はというと、もぐもぐとハンバーグを頬張っている。
ミックスグリルと呼称されるその料理は、ハンバーグにチキンステーキ、分厚いベーコンの乗った一品。
当然といえばそうなのだが、垣根の奢りである。
垣根はというと、やはり彼女と同じくカロリーを気にする様子もなく。
透ける青が美しいソーダにバニラアイスの乗ったソーダフロートを、ゆっくりと食べていた。

「別に濁そうとはしてねえよ」
「どこまでいったのですか、とミサカは野次馬心を露わにします」
「野次馬心って自覚があんなら抑えやがれ」
「そう言わずに、とミサカは我々の作戦が有効であったかどうかの回答を求めます」
「……まあな。仲直りは出来たし、……もう二、三歩は進んだと言って過言じゃねえ」

夜のファミレスに、人は少ない。
垣根は口の中で弾ける炭酸水の心地よさに、ゆっくりと息を吐き出す。

「ただ、」
「…ただ?」

言葉の先を、飲み込む。
何でもないと笑って、彼は甘い炭酸水で喉を潤した。


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