過去ログ - 一方「俺は、オマエの事が、」垣根「………」
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◆yZmHv5zrf.
[saga]
2013/04/14(日) 21:04:46.86 ID:dHq83Bln0
病院に到着して。
医者の診断結果は、単純なものだった。
単純で明快であるが故に、誰を恨むことも出来なかった。
能力の暴発。
元元、垣根の能力―――未元物質(ダークマター)は、特殊なものだ。
この俺、『一方通行』の次に並ぶ程に。
この世に存在しない物質を観測し、引き出し、操る能力。
小規模の暴発や制御不能へ陥った事は、時々あった。
垣根の背に顕現した翼が暴れ、部屋が滅茶苦茶に荒らされたことも。
垣根本人の意思によるところではなく、能力だけが、まるで意思を持ったかのように。
『悪い。一人に、してください』
口調が不安定になり、泣きそうな顔をして。
自分自身に怯えていた垣根を、何度も慰めた。
精神疾患を疑うことは、しなかった。
自分の愛する人間が精神疾患を患っていると、考えたくなかった。
「強いストレスがかかっていたようだね?」
「強い、ストレス」
「日常的に、計り知れない程膨大なストレスを感じていたようだよ?」
それが、今回の大規模な暴発、能力暴走の原因。
俺と暮らしているのが嫌だったのか。
そんなことはないと、自信を持って、言い切れない。
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