過去ログ - 一方「俺は、オマエの事が、」垣根「………」
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◆yZmHv5zrf.
[saga]
2013/04/14(日) 21:05:33.59 ID:dHq83Bln0
能力暴走を自分自身の力で抑え込んだ結果。
垣根は、昏睡状態へと陥った。
医者によれば、未元物質を未元物質で抑え込み、制御している状態だという。
無意識下、意識下、両方の演算によって、脳は酷使され。
結果として、いつ起きるかもわからない昏睡状態に。
眠れる能力暴走者。学園都市では、よくある光景とはいえど。
あんまりだ、と思った。
垣根が、何をした。
何か、悪いことをしたのか。
能力だって、研究所が無理矢理に発現させたもので。
日常生活でかかっていた強いストレスとやらの原因はわからないが、それにしたって、この現状は酷い。
「…、……」
ぺたり、と頬に触れてみる。
先程よりは冷たくない。
静かに呼吸は繰り返され、目が開けられることはない。
「な、ンで」
二度と起きないかもしれない。
それは即ち、死んだことと同義。
「なンで何も悪い事なンかしてねェ帝督が、こンな目に遭わなきゃならねェンだよ…!!!」
みっともなく、膝から崩れ落ちそうになる。
垣根は、何も悪いことをしていないのに。
車椅子生活で、俺の手を煩わせる度に悪いなと苦笑いしていた。
料理が上手く出来れば、得意げになって笑っていた。
誰かに傷つけられるのが嫌で、ずっと家に閉じこもっていた。
そんな垣根が、こんなに酷い目に遭わされて良いのか。
起き上がれない、話せない、笑えない、何もできない。
「なンで、こンなことになっちまったンだろうな」
答えは、出ている。
俺の、せいだった。
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