過去ログ - 一方「俺は、オマエの事が、」垣根「………」
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◆yZmHv5zrf.
[saga]
2013/04/15(月) 21:09:36.43 ID:YJWZRcJV0
二人は、部屋を移った。
軍事用ゴーグルを着用した常盤台中学の制服を纏っている少女が、窓を見つめている。
その瞳はどこまでも虚ろで、しかしそれ以外はオリジナルたる超能力者とそっくり。
細胞レベルで同じなのだから、そっくりというのも当たり前の話に過ぎないのだが。
彼女はしばらく窓の外を見つめた後、ようやく二人の存在に気がついた。
「被験者一方通行ですか、とミサカは確認をとります」
彼女は、ミサカ00001号。
実験の為に生み出された、御坂美琴の体細胞クローン。
ぼんやりとした表情を浮かべ、彼女は首を傾げる。
窓の外を見つめる寂しそうな視線。
茶色みがかった綺麗な髪。
椅子に座ったままの、細い脚。
身長も性別も何もかも違うのに。
一方通行の目には、彼女に、垣根帝督の姿が重なって見えた。
「あァ」
「……どうかね?」
「そォ急かすなよ中年。……なァ、あー…妹達」
「この個体のことはミサカ00001号とお呼びください、とミサカはナンバリングを口にします」
「ン、なら1号。オマエ、マトモなモンは喰った事あるか」
「? 流動食以外の食物は摂取経験がありません、とミサカは答えます」
「……お、おい?」
焦る天井亜雄をよそに、一方通行は誘った。
「散歩、付き合え」
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