過去ログ - 一方「俺は、オマエの事が、」垣根「………」
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◆yZmHv5zrf.
[saga]
2013/04/15(月) 21:09:56.73 ID:YJWZRcJV0
一方通行は、ミサカ00001号を伴って外へ出た。
やって来たのは、かつて垣根と共にやって来た場所。
即ち、アイスクリーム販売のワゴン車が停っている、休憩所。
「ここで待ってろ。アイス食わせてやる」
告げて、一方通行は離れた。
勧められたままに、00001号はちょこんと席に座る。
一方通行は慣れた様子で、ワゴン車に近づこうとして。
軽く、人にぶつかった。
「痛っ」
彼女は走っていたようだ。
勢いよく一方通行へぶつかり、『反射』により強く跳ね返って。
そのまま、地面にぺたんと尻餅をついた。
「っつー…たたた…」
彼女は太ももとお尻をさすり。
そして一方通行を見上げ、慌てて立ち上がった。
「うわっ、ごめんなさい!! 怪我ありませんか?」
「…問題ねェ」
『反射』されたかどうかは、わからない。
故に、強い勢いでぶつかったが故に反動で自分が吹っ飛んだと思ったらしい。
一方通行が共に歩いていたクローンのオリジナルたるその少女は、ごめんなさいと頭を下げ。
そして再び、バイオリンのケースらしきものを抱えて走り出した。
「…あれが、"オリジナル"。『超電磁砲』か」
ぽつりと呟き。
一方通行は、再びワゴン車に近寄る。
そして財布を取り出すと、かつて注文したものと同じものを頼んだ。
数年前の、『本日のおすすめフレーバー』を。
「練乳味。シングルで」
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