過去ログ - 春香「うまく言えない」
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1: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/04/14(日) 00:46:25.17 ID:bW/HsJCA0

 プロデューサーさん。
 初めて出会った日のことを、あなたは覚えていますか。

 私は、なんだかプロデューサーさんが居る、ということが恥ずかしくて、ずっとおかしなテンションでした。



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2: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/04/14(日) 00:48:03.15 ID:bW/HsJCA0

 事務所に入って、珍しく給湯室に居る社長に社長室に入るように言われた。
 中には、見知らぬ男の人がひとり。

 私を見て立ち上がって、目の前にやってくる。
以下略



3: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/04/14(日) 00:50:04.84 ID:bW/HsJCA0

 オーディションに出たり、営業したり、いろいろ。
 1ヶ月後ぐらいに、喜ぶあなたの姿。

P「春香、雑誌に載ってるぞっ」
以下略



4: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/04/14(日) 00:54:14.65 ID:bW/HsJCA0

 最初は小さいお仕事ばかりだったけど、やがて大きなお仕事が入ってきて。
 あなたと会える時間も、少なくなって行きました。

 朝の事務所では、
以下略



5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/04/14(日) 00:57:42.67 ID:84UKkykjO
しえんしえん。


6: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/04/14(日) 00:58:44.72 ID:bW/HsJCA0

 私はプロデューサーさんとみんなの声をBGMに、
 雑誌のコラムを小鳥さんの横で書きます。

 最初に担当した私は、セルフプロデュース。
以下略



7: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/04/14(日) 01:03:57.64 ID:bW/HsJCA0

 あなたと話ができるのは、週に1度の簡単なミーティング。
 私、そのためにお仕事、頑張ってるんだと思います。

 もちろん、歌うことも、踊ることも大好きです。
以下略



8: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/04/14(日) 01:08:48.01 ID:bW/HsJCA0

 静かな雰囲気の喫茶店。
 裏道にあるこのお店では、変装用のメガネと帽子を、外すことが出来ました。

P「……どうだ、調子は」
以下略



9: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/04/14(日) 01:15:35.05 ID:bW/HsJCA0

P「俺さ、もうすぐ春香の担当に戻れそうなんだよ」

春香「……え?」

以下略



10: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/04/14(日) 01:17:31.46 ID:bW/HsJCA0

 それでも、プロデューサーさんが私の担当に戻ってくれる。
 すごく、嬉しかったんです。

春香「よろしくお願いします、プロデューサーさん」
以下略



11: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/04/14(日) 01:21:52.58 ID:bW/HsJCA0

 その丁度1週間後の土曜日のお昼、テレビの収録が終わって。
 楽屋で荷物整理をしている途中、急に目の前が真っ暗になったんです。

 体調が万全になるまで活動休止。大事を取って、3日入院。
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12: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/04/14(日) 01:25:02.80 ID:bW/HsJCA0

 退院の日の朝。
 迎えに来てくれたのは、プロデューサーさんでした。

P「よう」
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13: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/04/14(日) 01:28:13.80 ID:bW/HsJCA0

 まだ肌寒い空気が、街を覆っています。
 並木道を、ゆっくりと歩いて……手を繋ぎました。

P「なあ、春香」
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14: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/04/14(日) 01:31:16.08 ID:bW/HsJCA0

P「忘れないよ、大切な日だから」

春香「私、すごく緊張してて」

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15: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/04/14(日) 01:34:14.53 ID:bW/HsJCA0

P「どうしてそんなことを聞いたんだ?」

春香「いえ……なんでも、ないです」

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16: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/04/14(日) 01:37:18.34 ID:bW/HsJCA0

 立ち止まる。
 プロデューサーさんも、歩くのを止めた。

春香「いけない、っていうのは分かってるんです」
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17: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/04/14(日) 01:43:12.53 ID:bW/HsJCA0

P「……」

春香「私がお仕事でうまく行った時、撫でてくれるあなたが」

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18: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/04/14(日) 01:48:59.45 ID:bW/HsJCA0

P「春香……」

春香「……忘れて下さい」

以下略



19: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/04/14(日) 01:51:47.47 ID:bW/HsJCA0

P「俺も、好きだ」

春香「…………」

以下略



20: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/04/14(日) 01:55:37.72 ID:bW/HsJCA0

P「春香は、優しい女の子だ」

春香「……」

以下略



21: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/04/14(日) 01:58:19.80 ID:bW/HsJCA0

P「春香を、愛してる」

春香「…………はい」

以下略



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