4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/14(日) 22:26:27.57 ID:KIIoIuUro
はい。
それでは、話させてもらいますね。
これは、私が小梅ちゃんやほたるちゃんくらいの歳の……そう、六、七年前の冬のことです。
学校から帰る道すがら、友達と別れた後のこと。
ちょっと海を見ていこうと思って、浜に出たんです。
ええ、すぐ近くにとっても気持ちのいい海岸があって。
そうそう、日本の渚百選っていうのにも選ばれたことがあるくらいの場所なんですよ。
冬でしたから、浜に出ている人は少ないだろうと思ってました。
とはいえ、有名な場所なので、少しくらい観光客の人がいるだろうとは思っていたんですが。
浜に出てみると、思った通り、ぽつりぽつりと観光客らしき人がいるくらいでした。
そろそろ日が暮れ始めてもおかしくない時間でしたから、その人たちも引き上げようとしている感じでしたね。
私は地元ですしね。ゆっくりと歩きながら、風を楽しんでました。
冬ですから、一度暮れ始めるとすぐに暗くなっちゃいます。
だから、空の色が夕焼けに染まり始めたところで、帰ろうと思って歩き出しました。
ところが、少し行ったところで、なにかゴミ拾いをしている人たちに行き当たったんです。
浜って、どうしてもゴミがたまるんですよ。
観光客の人が気をつけててくれても、どこかから流れ着いてくるのはどうしようもないものです。
たまにボランティアの人たちがずーっと列になってゴミ拾いをしてくれたりするんですよね。
私も気がついたときは拾うようにしてました。
ただ、今回は大規模なボランティアの団体ということでもなさそうでした。
人数も少なめでしたし、夕方にやるってのはあんまりないですからね。
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