過去ログ - 庵「魔法少女だと?」 アッシュ「ウィ。ムッシュ・八神」
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16:1[sage saga]
2013/04/16(火) 01:15:28.99 ID:HIzqP4zW0


魔力の込められた銃から放たれる弾は、黒紫色の彩を纏いて駆け抜ける。
弾丸が使い魔に当たった瞬間に魔力は爆ぜ、弾け飛ぶ。

赤毛の男が腕を振り払うと、その手から爪痕の軌跡が走る。
猛獣の鉤爪の如く鋭い爪に飲み込まれたら最後、抉り剥がされる。

撃つ。裂く。

撃つ。裂く。

二人が織り成す攻撃にはまるで無駄が無く、そして隙が無い。
お互いコミュニケーションを取っている訳でもないのに、己が狙うべき標的を的確に見定めて仕留める。
百戦錬磨の為せる技。
赤毛の男が何者かは解らないが、少なくとも並の人間ではないと言うのは確かだ。
そもそも魔法少女以外に使い魔を認識する事は不可能のはずなのに、この男には『見えている』のだ。

だが、今はこの二人を、まどかと美樹さやかを守る事が優先。
ひとまず赤毛の男の事は捨て置いて良い。



さやか「な、なんなんだよあの二人……」

まどか「す、すごい……」

確実に確実に一体ずつ化け物を仕留め、お互いの邪魔をする事無い動き。
はたから見るほむらと赤毛の男の動きは、まるで『長い間、コンビを組んでいる』かのように合致していた。
戦闘経験が豊富なほむらと赤毛の男にとっては、別段特別な事ではなく、戦いの流れを熟知した動きなだけ。
三人を囲んでいた化け物達が少しずつ、減っていく。

すると突然、まどかとさやかの足元から帯状の何かが巻き上がる。
眩しくて暖か味のある黄金色のソレは二人を包むと、ドーム状に変化した。

さやか「うわっ!?」

まどか「きゃっ!」




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