過去ログ - 庵「魔法少女だと?」 アッシュ「ウィ。ムッシュ・八神」
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3:1[sage saga]
2013/04/16(火) 00:59:08.39 ID:HIzqP4zW0


気が付くと男は薄暗い場所に立っていた。
その場を知らしめる為の幽き光は臙脂……鼻腔を詰る不快感は目に見えぬ塵によるものだろう。
まどろみに似た感覚は四肢に鉛を着させ、一寸先に見える己の掌も痺れに震えていた。

暗闇に眼が馴染むと、彼……八神庵は己の存在を確認した。

手足の感覚を取り戻し、指が開閉される度に爪が手の平に食い込み、痛みを生んだ。




   ―――――………  



  ――― 終わった。全てが、元通りだ。

そう確信した彼は、開かれた手の平を見つめていた。

しばらくすると、庵は口元に僅かな笑みを浮かべ、しばし忘れていた紫炎の揺らめきを頭の中で念じる。



 ―― 出て来い、と。






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