過去ログ - デブ「…」幼馴染「私は容姿なんて見てない」
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32: ◆KJ42.Uw7FaZa[saga]
2013/04/21(日) 22:21:20.72 ID:dQ/Mwecm0
友「今日はいないな」

イケメン「ん?」

友「窓側の一番後ろ、あそこが幼さんの席だよ」

イケメン「・・・」

クラス女子「ねぇあれがもしかして」

クラス女子2「絶対そうだよ!やばくない?!」

クラス男子「おいおいマジかよ、誰だよぽっちゃりって言ったの」

クラス男子2「ぽっちゃりじゃねぇよデブだよ、だってあの時はオドオドして気持ち悪かったはずなんだよ」

クラス男子3「お前最低だなー」

クラス男子2「違うって俺と同じ学校のやつらもそう言ってるんだって」

ガヤガヤ。

友「騒がしくなっちまったな」

イケメン「ま、まぁ転校生が見にきたら話題にもなるだろうしね。すぐ離れよう」

女友「えーもうちょっと居ればいいのに〜」

友「どうせ明日また来るんだからさ、今日はやめとこうぜ、案内してわりぃけどよ」

イケメン「友、女友さん、二人ともありがとう。明日からよろしくね」

女友「よろしくねー敬礼〜」ビシッ

友「昼休み終わるから俺たちはこのまま教室に行くぜ」

イケメン「うん、またあしーー」

?「どいて、そこに居るとみんな入れないでしょ?」

クラス全員「!」

イケメン「ご、ごめん」

友&女友「・・・」

この時、僕でさえ気付いた。クラス全員の顔色が変わり、友や女友さんでさえも表情を変えたことに。
僕は昔と変わった。自分なりに明るくなったと思う。
人とは目を合わせて話す努力もした。
だけど幼馴染はーー。
とても綺麗になったと思う。大人になる前のまだ柔らかな表情なら可愛いという表現も合う。
物静かそうに少し思えた表情は、僕の見間違え立ったのかも知れない。
友から聞いていた可愛さを勝手に想像して、昔の幼馴染を連想してた。
昔はあのときの僕でさえ気にせずに、遊びに誘ってくれていた。

幼馴染の笑顔が好きで、幼馴染が嫌がる僕の手を引っ張ってくれたあの手の感触、驚いたときの目を丸くした瞬間とか。

でも、すべて違う。

僕に向けられた目線はーー、

幼「聞こえなかったの?じゃまって言ってるの」

この世のありとあらゆるすべてを憎んだような、

イケメン「ご、ごめんなさい」サッ

幼「・・・」

冷たい眼だった。


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