12:第T話―――五和「鍵と!」 浦上「力と!」 神裂「救いと」 香焼「ウチの平穏」ハァ・・・[saga]
2013/04/20(土) 01:54:05.00 ID:dLwEwTVd0
―――とある日、PM04:30、学園都市第1学区、マンション『ニューディレクターズ』(香焼宅)・・・五和side・・・
五和「―――ただいま帰りましたー」ガチャッ
浦上「右に同じくー」テクテク
授業が終わり、待ち合わせをしていた浦上(ウラ)を拾ってバイクで帰宅。
私達の潜入担当地区の第7学区と香焼宅(コウちゃん家)がある第1学区は隣合わせなのだが、結構距離がある。
というのも、23区中最も広い第7学区の南方にある『学舎の園』に私達の学校(潜入担当地区)はあるので、
それなりの移動距離になってしまうのだ。まぁ望んで学舎の園勤務にしたのだが……やっぱ距離があると面倒。
勿論、第7学区に私の寮&浦上のアパートはあるが、香焼宅(こっち)に集まるのが習慣となっている。理由は特になし!
神裂「おかえりなさい」テクテク
もあい「んなー」フシフシッ
我らが女教皇様(プリエステス)―――もとい、長姉殿が出迎える。
英国に居る事が多いが、最大主教様&マグヌス主教補佐のお使いや、土御門or統括理事長やらに呼び出されて学園都市に来る事もチラホラ。
そんでもって、都市の指定ホテルに居座るより香焼宅(ココ)で主婦業をする事の方が多い。
浦上「ただいまです。っと……お客さんですか?」チラッ
神裂「ええ、いつもの面々で」コクッ
五和「じゃあ早めにご飯作っちゃった方が良いですよね?」スッ
神裂「いえ、下準備は済ませてますから。とりあえず荷物を置いて来なさい」テクテク
今日は私の夕飯当番なのに、姉さんにやらせてしまった様だ。申し訳無い。
リビングに入ると、見知った顔がテーブルを囲んでいた。
五和「こんにちわ」ペコッ
絹旗「こんにちは。お邪魔してます」ペコッ
麦野「うぃー……んー、此処の扉か?」カチャカチャッ・・・
結標「違うわ、そっちの奥の……お邪魔ー」チラッ
もあいを抱え礼儀正しく頭を下げる香焼の友達と、テーブルに突っ伏し携帯ゲーム機カチャカチャ動かす姉さんの友人(?)2人。
絹旗「んもー。2人とも、超失礼ですよ」ジトー・・・
麦野・結標「「あぃあぃ」」カチャカチャ・・・
絹旗「はぁ……すいません」ペコッ
浦上「にゃはは。いつもの事ですネ」クスクスッ
香焼宅(ウチ)に来て、好き勝手遊んで、食べて、だべって、帰る。いつもの事。
麦野「てか火織。アンタも早くミッション戻りなさいよ」カチャカチャ・・・
結標「もうちょいで隠しステージ解禁よ。さっさとして」カチャカチャ・・・
神裂「はいはい」テクテク
携帯ゲーム機を手に、FPSでセミオートショットガンぶっ放す女教皇様の姿。
本部(天草式十字凄教)のお偉いさん(ジジイ)達に見せたらショック死するだろう。
だがかつての女教皇様とは思えぬ程に『人間』らしい……少なくとも私や前線で働く教徒達はこれで良いと思っている。
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