過去ログ - 「総員、機兵突撃に、移れッ!!」
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12:>>1 ◆ZPVv3mtiARM9[saga]
2013/04/21(日) 15:55:42.23 ID:EBN3dbef0
副官室の札が掲げられたドアをノックすると、ノーズウェル大尉ではない声の返事が聞こえた。
名前と用件を告げると扉が開かれ、軍曹の階級章をつけた女が現れた。
「わざわざお越しいただきありがとうございます、少佐。どうぞ中へ」
「ありがとう、軍曹。」
いかにも下士官らしい敬礼に答礼したあと、部屋へ足を踏み入れる。
廊下とは違い、暖かい空気が満ちていた。
副官室には数名のものが机に向かっていた。自分が部屋に入ったとたん全員が立ち上がり敬礼をしてきた。
丁寧に答礼したあと、奥にいるノーズウェル大尉に話しかける。
「副官室と聞いていたから君しかいないものだと思っていた。旅団の事務はここで行っているのかな?」
「はい、少佐。実質的にはここが旅団本部です。それで、編成は終了いたしましたか?それとも・・・」
「ああ、出来ているよ。これがそれだ。」
適当に書いた書類を大尉に渡す。
「ありがとうございます。お早いのでてっきり書類に不備があったのかと思いました。流石ですね。・・・はい、特に問題はないようですね。ではお部屋にご案内させていただきます。軍曹!!」
「はっ!お呼びでしょうか、大尉。」
大尉の声に反応し、後ろの机で事務仕事をしていたさっきのブラックエルフの軍曹がこちらへかけてくる。
「ナーム軍曹、レノック少佐にお部屋を案内しなさい。」
「了解しました、大尉!ナーム・マガリック軍曹であります、少佐殿!よろしくお願いいたします!」
「ああ、よろしくたのむ、軍曹。」
「では、また明日、少佐」
ああ、大尉、また明日と返し、軍曹に頷く。こちらですと軍曹は答え、先導してくれた。
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