過去ログ - 【R18】京太郎「」おもち少女から和了ると発情させる能力かぁ」春「その4」ポリポリ
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368:2巻冒頭で寝ぼけてる?移動疲れだろ(ぶん投げ) ◆DQMSi3MV.w[sage saga]
2013/04/26(金) 23:29:14.10 ID:bwtu7l3Lo
京太郎「あぁ…やっぱここに居たのか」

そう言って、穏乃の後ろから現れたのは金髪の少年だった。
年の頃は中高生、青年への過渡期であり、日々成長を繰り返す年頃だろう。
有り余る元気をその小さな身体へと閉じ込める穏乃よりも二回り大きいその身体は力強く登山道を踏みしめながら、穏乃の隣に立った。

穏乃「あ、あははは〜…京ちゃん、ごめんね?」
京太郎「許さん」
穏乃「うひゃぅ!」

短いその言葉と共に、少年 ―― 須賀京太郎は穏乃の頬に手を伸ばした。
そのままムニムニと左右に引っ張るその感触に京太郎が微かにその頬を緩ませる。
そんな京太郎の顔が穏乃は大好きだ。
まるで人懐っこい犬が見せる微笑みのようなそれは見ている穏乃も嬉しくなってしまうのだから。

穏乃「い〜ひゃ〜い〜」
京太郎「うるせぇ。毎回毎回、人のこと置いていきやがって。反省しろっての」

それでも痛いと訴えるのはそう言った京太郎のやり取りも穏乃は好きだからだろう。
じゃれあうようなそれはまさに長年、一緒にいる幼馴染が故だ。
お互いの距離感を分かっているが故に心地良く、そして気安いそれに穏乃は内心、安堵を覚える。

穏乃「(最初は…おっかなびっくりだったもんね…)」

もう一人の幼馴染である憧も疎遠になり、和も転校していなくなった阿知賀。
そこで穏乃の傍に変わらずに居てくれたのは京太郎だけだった。
そんな彼と急速に距離を縮め、恋に堕ちたのはある種、当然の事なのだろう。
しかし、お世辞にも恋愛上手と言えない穏乃と、気の多い京太郎の恋は遅々として進まなかったのである。


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