過去ログ - 【R18】京太郎「」おもち少女から和了ると発情させる能力かぁ」春「その4」ポリポリ
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819: ◆DQMSi3MV.w[sage saga]
2013/05/07(火) 22:15:13.39 ID:77tHu14Mo
宥「京太郎君」

そこまで考えた俺に後ろから声を掛けた声。
聞き慣れたそれに振り返れば、そこには真っ赤なマフラーを身につけた女の子がいた。
いや、それどころかその身体にはコートが羽織られ、ニット帽まで被っている。
夏の、しかも、室内とは思えないその姿は、見ているだけでも暑苦しいだろう。
しかし、幼い頃から玄さんを追い掛け回していた俺にとって、それは見慣れたものである。

京太郎「宥さん、どうかしたんですか?」

松実宥。
玄さんの姉であるこの人はあまり自分から動いたりはしない。
得意分野も帳面をつけたりとそっち方面であり、極度の寒がりである所為で肉体労働が出来るタイプじゃなかった。
基本的には自室に閉じこもり、こたつに入りながら、経営に疎いおじさんの代わりに方針なんかを考えている。
最近は「松実館をもぉっと暖かくする計画」とやらを練っているらしく、独学で色々と勉強しているようだ。

宥「えっと…京太郎君のバイトが終わったかなって…」
京太郎「一応、ノルマは終了してますけれど…」

「えへへ」と笑いながら紡ぐ宥さんに、俺は首を傾げながらそう返した。
既に俺はやるべき仕事は片付き、終了時刻までのんびりしてても良い。
とは言え、今の松実館はシーズン中であり、仕事は幾らでも湧いてくるのだ。
バイトであるとは言え、一応、責任感を持って働いている俺にはそれを見過ごせない。
もう俺がするべき事はないとは言え、誰かの手伝いをするくらいは出来る。



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