過去ログ - 【R18】京太郎「」おもち少女から和了ると発情させる能力かぁ」春「その4」ポリポリ
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91: ◆DQMSi3MV.w[sage]
2013/04/20(土) 23:02:40.28 ID:pqpaHcyBo

京太郎「(でも…見えてくるものはあった…)」

数少ない俺の和了。
それは俺の中で朧気ながらも形になりつつある集中力の極地に片足を突っ込んだ時だった。
今の俺でも…『ゾーン』に入る事が出来れば、長野でも有数の実力者たちに太刀打ち出来ない訳じゃない。
勿論、地力の向上は必要不可欠ではあるが、『ゾーン』は俺の能力とは言わずとも武器にはなってくれる。
その手応えを得ながら、ふと横の卓を見れば、そこには天江選手の姿があった。

京太郎「うわぁ…」

そこは明らかに空気が違っていた。
ドス黒く渦巻き…波打つような荒々しい空気。
まるで嵐の中の海を彷彿とさせるそれは俺の卓には勿論、ない。
それは恐らく…その中心となっている天江選手がさっきの卓にいなかったからなのだろう。

京太郎「(魔物かぁ…言い得て妙だよなぁ…)」

人智を超えた『何か』を持つ圧倒的な存在。
素人に毛が生えたレベルの俺でもはっきりと分かるそれは、なるほど、確かに『魔物』と言う言葉が適切なのだろう。
しかし、俺はその言葉を素直に受け止める事が出来ない。
それはきっとそうやって『魔物』と呼ばれていた小蒔が、普通の少女だと知ってしまったからなのだろう。
幾ら『魔物』と言われても…彼女たちは普通の女の子で…普通に生きている。
ちょっと変わったところを持つかもしれないけれど…あくまでそれだけの女の子なのだ。
それを『魔物』と呼んで区別するというのは少し間違っている気がしなくもない。



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