過去ログ - 【R18】京太郎「」おもち少女から和了ると発情させる能力かぁ」春「その4」ポリポリ
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948: ◆DQMSi3MV.w[sage saga]
2013/05/09(木) 23:59:48.53 ID:74DkJf3po
―― 京太郎君が中学二年の時…阿知賀は湧いていた。

何せ、二年の男子が、破竹の勢いで勝ち上がり、インターミドルまで進んだのだから。
しずちゃんも憧ちゃんも…皆が皆、お茶の間に集まり、その活躍を見届けていた。
私もまた…旅館のテレビをつけっぱなしにして、その活躍を見守っていたのである。

―― 京太郎君は強かった。それこそ負ける気がしないくらいだった。

私と同じ不可思議な牌の集まり方をする彼。
その対応を知らない中学生たちにとって、京太郎君は大きな壁だったのだろう。
わざわざ取材までされ、その一部が雑誌に載ったくらいだった。
だけど…そんな彼もインターミドルまで進めば無敵とは言えない。
それを私達に教えたのは…皮肉にも赤土先生が躓いた準決勝だった。

―― その時、一緒に卓を囲んでいた子は…徹底的なデータ麻雀の打ち手だった。

傾向と対策。
それで全てを抑え込めると言う打ち筋は阿知賀に居た中では和ちゃんに似ているだろう。
だが、彼女と違うのは…たった一つ。
それは彼がオカルトと言うものを信じ、そしてその対策を怠らないと言う事。

―― だから…京太郎君はその子に完全に押さえ込まれた。

今まで通用していたはずの自分の打ち筋。
それをさせて貰えない初めての相手に、京太郎君は混乱したのだろう。
どれだけ不思議なチカラを持っていても、彼は殆ど私としか打っておらず、実戦経験がろくに足らないのだから。
それこそ中学に上がってからはろくに指導もされていない彼にとって…その壁はあまりにも高く、そして厚かった。


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