過去ログ - 【R18】京太郎「」おもち少女から和了ると発情させる能力かぁ」春「その4」ポリポリ
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95: ◆DQMSi3MV.w[sage]
2013/04/20(土) 23:05:06.32 ID:pqpaHcyBo

衣「ノノカ。お前…弱くなったな」
和「っ!!!」

だからこそ、和にとっては、その言葉は残酷なものにしか思えなかったのだろう。
天江選手の辛そうな顔を知らない和にとって…それは自分の弱さを責められているものにしか思えなかったはずだ。
だからこそ…あの気丈な和が肩を震わせ、怯えるように震えている。
しかし、そんな和と親しい優希も咲も…今は別の卓で戦っている最中で気づいていない。
ならば、せめて…俺が声を掛けてやらなきゃいけないだろう。

京太郎「(だけど…本当に良いのか…?)」

あの日…和が駅まで迎えに来てくれた日から…俺達はろくに会話していなかった。
それは俺の近くに大体、小蒔が居た事もあるが、何より大きいのは俺が臆病だった所為だろう。
失望されたり軽蔑されるに足る事をやっていた俺に…和に話しかける資格があるのだろうか。
そう思うとつい…懐いてくれている小蒔の方へと逃げてしまっていた。
和もまたそんな俺に話しかける事はなく、ぎこちない関係のまま今日を迎えていたのである。

京太郎「(そんな俺が…今更、和を励まして良いのだろうか)」

勿論…何とかしたいと思う心に理由なんかない。
人を助ける為に必要な資格なんてきっとないんだろう。
しかし…それでもやっぱり…何処か遠慮してしまう。
下手な事をやって余計に軽蔑されるんじゃないだろうか。
また失望されて…嫌われるんじゃないだろうか。
そう思って…放つべき言葉を紡げなくなるのは…俺の中で和がやっぱり特別だからなのだろう。


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