過去ログ - 【R18】京太郎「」おもち少女から和了ると発情させる能力かぁ」春「その4」ポリポリ
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97: ◆DQMSi3MV.w[sage]
2013/04/20(土) 23:06:00.85 ID:pqpaHcyBo

ハギヨシ「あの時、原村様は須賀君を待っていたと思いますよ」
京太郎「…そんな訳…」
ハギヨシ「では、どうして原村様はすぐさまあの卓から離れなかったのでしょう?」

尋ねるように言うハギヨシさんの言葉に俺はふと和の様子を思い出す。
確かに和は天江選手の言葉に何も言い返せず、震えていた。
しかし、その後、和がこの部屋を出るまでには数十秒近い空白があったのである。
勿論、それは和が周囲の空気に耐え切れなかったから…と言う理由が一番、説得力のあるものなのだろう。

ハギヨシ「それは後ろに須賀君がいた事を知っていたからだとおもいますよ」

だが、それでもこの人がそう言うと…そんな気がして仕方がない。
確かに…そう思うと強引ではあるものの、辻褄が合わない訳じゃないのだ。
和は明らかに集中を崩されている様子だったし、俺達の声が聞こえていても不思議じゃない。
天江選手の言葉の後、その場に留まったのも…俺から声を掛けられるのを期待してなのかもしれない。
勿論、それは自意識過剰も甚だしい…俺にとって都合の良い解釈だ。
だけど…俺は… ――

ハギヨシ「そうでなくとも、須賀君は傷ついている学友を放っておけるような薄情な男なのですか?」
ハギヨシ「私が友人となった須賀京太郎は…そんな薄情な男ではなかったはずですよ」
京太郎「はは…ハギヨシさんは厳しいなぁ…」

優しげな、しかし、突き放すような口調で厳しい言葉をくれるハギヨシさん。
それに自嘲混じりの声を漏らしながらも…俺の心は固まった。
それは多分…間違っているのだろう。
あまりにも自分勝手な妄想に近い考えだ。
だけど…もし…1%でも、その可能性があるというのならば…俺はここで立ち止まっている訳にはいかない。
突然、飛び出した和に状況が飲み込めず、オロオロとしている咲や優希の為にも…動かなきゃいけないのだ。


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