過去ログ - 【R18】京太郎「」おもち少女から和了ると発情させる能力かぁ」春「その4」ポリポリ
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977: ◆DQMSi3MV.w[sage saga]
2013/05/10(金) 00:36:46.67 ID:+NILDaqjo
―― そんな二人の間に何があったのかは私も知らない。

でも…その時…私はきっと行動するべきだったのだ。
本当に大事なものを護る為に…取り返しのつかない事になる前に。
私は自分から行動し、それを奪い取ってでも手に入れるべきだったのだ。
けれど…その時の私にそんな気概はなかった。
結局のところ…私は誰かに手を引っ張って貰わなければ、何も出来ない子だったのである。

―― だから…あの日…おねーちゃんは確認したんだ。

二人で仲良さそうに話す京太郎君とおねーちゃん。
その二人を影から見ていた私に…おねーちゃんはそっと手招きした。
優しくおいでと告げるようなその仕草に…でも、私は逃げてしまった。
姉の幸せを言い訳に…京太郎君の気持ちを言い訳に。
臆病な私は…自分の臆病さからも逃げ出し…そして大事なものを取りこぼしてしまったのだ。

―― その次の日…おねーちゃんから京太郎君と付き合う事になったって…教えてもらった。

朝、何の前触れもなしに教えられたそれを私は最初、信じる事が出来なかった。
けれど、数分経ってそれが事実だと気づいた時…私はぎこちない笑みを浮かべながら部屋へと戻った。
その後…自分でも分からない感情のまま涙を流し続け…その日は久しぶりに学校を休んだのである。




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