過去ログ - 岡部「愚行移山の」　ほむら「オブサーバーズ」
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682: ◆ziIVTRHhh5Cl[saga]
2013/07/11(木) 23:08:59.04 ID:pfAbIAiNo

さやか「ほ、本気ですか……」

　まさか俺が本当に契約をするとは思っていなかったであろうさやかは、一転、邪気を抜かれた様な顔になる。
　
岡部「ああ、本気だ」

　それで、さやかの運命が変えられるというのなら。
　さやかの運命が変わる事で、俺がこの世界を破壊する足掛かりになるというのなら。
　契約なんぞ、幾らでもしてやろう。

岡部『さて、ＱＢ。契約を始めようか』

　俺は再びＱＢに向き直り、念話する。
　ＱＢは無表情な顔を、僅かに縦に振った。

ＱＢ『分かったよ。……君の望みは、対価に足りうるものかい?』

　それは愚問だった。

岡部『ああ』

ＱＢ『君は、今までに見ない、最弱の魔法少女になるだろう。……それでもかまわないかい?』

岡部『無論だ』

ＱＢ『何も変えられないかも知れない。それでも抗うのかい?』

岡部『何度も言わせるな』

　俺の言葉に、ＱＢは頷く。

ＱＢ『では……、君の望みを、言ってごらん』

岡部『俺の、望みは……』

　オレノ、ノゾミハ


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