過去ログ - 岡部「愚行移山の」 ほむら「オブサーバーズ」
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684: ◆ziIVTRHhh5Cl[saga]
2013/07/11(木) 23:15:00.56 ID:pfAbIAiNo

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さやか「お、かべ……先生?」

 さやかは、見ていることしかできなかった。
 岡部が、光に包まれていく姿を、ただ茫然と。

QB『成程……考えたね』

 光に包まれていく岡部を見ながら、QBが感嘆した様な声を出す。
 
QB『倫太郎がもし、魔法少女としての力を欲していたのだとしたら、確かに、これなら効率的だ』

 ただ、あくまでも『感嘆した様な』声であり、QBが一体、どんな思いでこの言葉を吐きだしたのだろうかなど、さやかには分からない。

さやか「な、んで?」

 さやかは未だに、予想だにしていない事態を呑み込めていないでいた。
 岡部は、いともあっさりと、QBと契約することなど、さやかには予想すらできなかった。
 だが、目の前で起こっている出来事は――――

さやか「夢じゃ……無いよね?」

 ―――― 紛れも無く、事実だった。

岡部「……貴様は言ったな? 『自分に価値は無い』と」

 光の中から、岡部が歩み寄って来る。

岡部「これでも、貴様はそう思えるか?」
 
 岡部はさやかの目の前に立つと、さやかを傲然と見下ろした。

さやか「あ……ァ……」

 岡部は、白かった。
 いや、正確に言えば、白衣を着ていた。
 今まで、さやかは岡部の白衣姿など見たことなかった。
 見たとすれば、何時ものスーツ姿か、簡素なシャツの私服だけ。

 ただ、さやかはこの姿を見たとき。

 ―――― これこそが、岡部先生なんだ。

 そう思った。
 そう思うほどに、岡部の、この姿は《らしかった》。



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