過去ログ - 岡部「愚行移山の」 ほむら「オブサーバーズ」
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691: ◆ziIVTRHhh5Cl[saga]
2013/07/11(木) 23:31:00.70 ID:pfAbIAiNo

 気配の先にいるのは、Qβ。
 Qβはいささか怒りの篭もった口調で、呟く。

Qβ『いやぁ、まさか、ねぇ? 魔法少女なんかになられたら、ねぇ?』

 ネチネチと昨日のことをまだ引きずっている。
 昨日も一晩中説教された。

まどか「岡部先生が……魔法少女になることなんて、なかったのに」

 まどかも沈みこんだ声で呟く。
 
岡部「別にいいではないか。……それよりも、その魔法『少女』という敬称をどうにかしてくれないか?」

 俺は少女ではなく、もう少しで成人になろうかという男だ。
 それが魔法少女と名乗るのは些か、いや、かなり気持ち悪い。

さやか「ん〜、確かにそうですねぇ……」

 顔をわざとらしく顔をしかめ、うんうんと唸る。
 そして数秒後、何かを思いついたように手をたたいた。

さやか「そうだ!! 岡部先生の名乗りを、皆で考えましょうよ!!」

まどか「名乗り?」

 首を傾げるまどかに、さやかは笑って肯いた。

さやか「そうそう!! 魔法少女みたいな奴を、岡部先生にもつけてあげればいいじゃん!!」
         マホウツカイ 
Qβ『成程、《三十歳童貞》みたいな感じだね』

岡部「オイ止めろ」

 Qβがなんだか馬鹿な事を言ったような気がしたので黙らせることにする。
 
さやか「と、いう訳でさっさと決めちゃいましょう!!」

 さやかが振り向き、俺に向かって言う。
 
岡部「……俺の敬称、か」

 そもそも、マッドサイエンティストの俺に魔法系の敬称など合わない気がしなくもないが。
 マッドサイエンティストと、魔法。
 マッドサイエンティストと、魔道……。



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