過去ログ - 岡部「愚行移山の」 ほむら「オブサーバーズ」
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◆ziIVTRHhh5Cl
[saga]
2013/07/28(日) 23:00:19.93 ID:nf0Nri5lo
詢子「まどかとも、仲が良かったらしいな」
岡部、という青年のことは娘から聞いていた。
詢子の言葉に早乙女は頷く。
早乙女「岡部君とまどかちゃんと、さやかちゃんと、仁美ちゃん。この四人はとっても仲が良くて、何時も元気だったのに・・・・・・」
詢子「・・・・・・」
早乙女「何で、こんな事に・・・・・・」グス
小さくしゃくりあげる早乙女を、詢子は見ていることしかできない。
詢子は詢子で、頭を悩ますことがあるのだ。
その心情を察したのか、早乙女が涙声で詢子に聞く。
早乙女「・・・・・・まどかちゃんは、どうなの?」
小さな声で呟く早乙女、そこには、一人取り残されたまどかへの純粋な心配があった。
詢子は俯き、震える声を出す。
詢子「・・・・・・あたしにもわかんねぇんだ。・・・・・・初めてだよ。自分の娘の本心を見抜けないなんて」
早乙女「詢子が弱音を吐くなんてね・・・・・・」
後悔や悲しみだけだった早乙女の声色に、少しだけ驚愕が混じる。
詢子「・・・・・・近頃、妙だとは思ってたんだ」
小さく、呟く。
詢子「なんか、独りで背負い込んでるって、察してたのに、アイツは何時まで経ってもあたしに相談してこねぇ」
ちったあ頼りにされてるつもりだったんだがな。
自嘲気味にそう続けた。
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