過去ログ - 岡部「愚行移山の」 ほむら「オブサーバーズ」
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829: ◆ziIVTRHhh5Cl[saga]
2013/07/28(日) 23:43:13.09 ID:nf0Nri5lo

ほむら「貴女とだけじゃない。私は、繰り返すたびに、世界の全てから切り離されていく……」

 ほむらは囁く。

ほむら「気持ちも、言葉も、何もかも届かなくなっていく……」

 ほむらは囁く。

ほむら「たぶん、私は――――」

 ほむらは囁く。

 ―――― とっくに皆の輪から切り離された、迷子になっているの。

まどか「ほむら、ちゃん……」

 ほむらの言葉の意味は、まどかには殆ど分からない。
 しかし、その言葉に込められた気持ちは、痛いほど伝わってきた。

ほむら「貴女を、救う。……それが私の、最初の気持ち」

 ―――― でも、それが、全てから隔絶されて、たった独り、闇の中にいる私の、ただ一つの道標。

 全てを吐き出し終えたほむらは、まどかから身を離した。

ほむら「分からなくていい。……何も伝わらなくても、いい」

まどか「……」

 ほむらはまどかを見つめ、震えるように最後の言葉を吐き出した。









ほむら「貴女を、私に守らせて」



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