過去ログ - 岡部「愚行移山の」 ほむら「オブサーバーズ」
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◆ziIVTRHhh5Cl
[saga]
2013/08/01(木) 22:39:36.34 ID:ZbYKvF0uo
いつの間にか並べ立てられた固定砲台(AT4)。
ほむらはそのスイッチを次々と押していく。
ズガァァァァァァァン!!
先ほど以上の轟音が大気を揺らす。
しかし、魔女に目に見える損傷はなかった。
ほむら「……」
それでもほむらは、落胆した様子もなく、手元に握られているボタンを押した。
ドドドドドドドン!!
連鎖的な爆発がそびえ立つ鉄塔の一つ、その梺で起こった。
足を無くした鉄塔は、まともに立つことも出来ず、そのまま倒れてしまう。
そして、倒れ込む先には、ワルプルギス。
鉄塔の一撃を喰らった魔女は、その衝撃で射程圏内に入る。
ほむらの操る、タンクローリーが当たる距離だ。
タンクローリーに人は乗っておらず、ほむらが外部から魔力で操っている。
そのため、通常ではあり得ないスピードを出しながらタンクローリーは、中途半端に上げられた橋を走る。
魔女へ一直線に加速する鉄の塊は、橋から離れ、浮遊する。
しかし、加速によってつけられた反動で、鉄の塊は真っ直ぐに魔女へ向かう。
ほむらはタンクローリーを飛び降りる。
操り手を失った鉄の塊はしかし、その勢い故に方向を変えず、停止もしなかった。
タンクローリーは魔女へ突っ込み、爆散し、轟音が響く。
一方、川に向かってタンクローリーを飛び降りたほむらは、足に堅い感触を感じる。
ほむらは砲台の上に乗っていた。
予め川の中に隠しておいた軍艦を、魔力で操り浮き上がらせたのだ。
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