過去ログ - 岡部「愚行移山の」 ほむら「オブサーバーズ」
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850: ◆ziIVTRHhh5Cl[saga]
2013/08/01(木) 23:12:14.94 ID:ZbYKvF0uo

まどか「……!!」

詢子「テメェ一人の為の命じゃねぇんだ!!」

 激高しながら、どこか悲しそうな声で、詢子は呻く。

詢子「あのな、そういう勝手やらかして、周りが……」

 どんだけ迷惑してると思うんだ?
 そう続けることは、できなかった。

まどか「分かってる」

 まどかが遮ったからだ。
 その声は、詢子が思っているよりも、遙かに大人びていた。

詢子「……ッ」

 ―――― ある日、いきなり大人になったりする物よ……。

 そんな早乙女の言葉が思い起こされる。
 
まどか「私にもよく分かる。私だってママのこと、パパのこと、タツヤのこと、大好きだから」

詢子「……」

まどか「どんなに大切にしてもらってるか知ってるから、自分を粗末にしちゃいけないのわかる」

 まどかは詢子を見つめる。
 詢子の目の前にいるのは、今まで詢子が知っていた、
 優しいけれど、気弱で、周りに流されやすい少女はいなかった。

 そこにいるのは、現実を認識し、それでも強い意志を持って立ち向かおうとする女性の姿だった。



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