過去ログ - 錆白兵「ここはどこでござるか……」神裂火織「必要悪の教会女子寮ですが……」
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4: ◆4ipphlbOc2[sage saga]
2013/04/21(日) 01:40:43.65 ID:hIA84u8D0
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もうじき我らが神に仇名す科学サイド…学園都市が大覇星祭なる祭を始めようとしている。彼らは神の教えを無視し、己が道理を持ってこの世に蔓延る愚かも共だ。誠に遺憾である。

奴らが極東の地にアトランティスを創って早70年近く。いい加減、神に変わり我らが神罰を下さなければならぬと思っていた。

それを知ってか知らずか、偉大なる神の代弁者、ローマ教皇様は勅命を私に下さった。

曰く、大覇星祭が終わったのを見計らって学園都市に『女王艦隊』『アドリア海の女王』、そして『刻限のロザリオ』を持って総攻撃を仕掛けよ。

これは、天が下さった命は、忌まわしき科学の傀儡共に神の力を見せつける千載一隅の機会である。この機を逃してはならない。

そこで私は先日の法の書の事件でローマ正教の名を穢してしまったアニューゼ=サンクティスを生贄にする事にした。私としては誰でも良かったのだが、やはり過去の失敗は早めに清算させた方が良いだろう。彼女も、神の為ならばと喜んで身を捧ぐに違いあるまい。

さて、ところで諸君らには、一つ依頼を申し込みたい。

ローマ正教の教徒だった者が、あろう事か汚らわしい異教徒であるプロテスタントのイギリス清教に改宗した。

その者は長年ローマ正教の為に働き、神と神の子の為にその身を捧げ続けてくれた、我が同胞であった。だが、裏切った。裏切ってしまった。彼女は裏切ってしまったのだ。その身が可愛いからと。死を恐れて、ローマ正教を辞めてしまった。これは遺憾である。

先程言った、アニューゼ=サンクティスが失敗した件…法の書の事件での渦中にいた者であるが………。

この者、アニューゼ=サンクティスよりもさらに大きくローマ正教の顔に泥を塗った張本人である。

依頼は、その者についてである。

見事無事に依頼を成功させた暁には傭兵である諸君らを、正式なローマ正教の信徒として迎え入れよう。そして、バチカンを守る騎士団の十四番目の一として剣を与えよう。

相当難易度は高い。何せ、その者がいる場所には聖人、神裂火織がいる。他にも千軍万馬の魔術師たちの巣窟だ。だが、君たちなら難なく達成できると、私は信仰している。

これは長年ローマ正教の汚れ役を引き取ってくれていた君たちにしか出来ない事であるからだ。

そうだ。

依頼とは、“裏切者”オルソラ=アクィナスの暗殺である。



親愛なる聖バチカン騎士団殿へ。

20××.9.10.

ローマ正教司教ビアージオ=ブゾーニ




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