過去ログ - 錆白兵「ここはどこでござるか……」神裂火織「必要悪の教会女子寮ですが……」
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7: ◆4ipphlbOc2[sage saga]
2013/04/21(日) 01:43:55.66 ID:hIA84u8D0


(あれ? もしかしてこのままいくと―――)


と、そこで神裂はある事に気が付く。


「これでは借りが増える一方じゃないですか!」


もう限界じゃないか。ここら辺で一つ返さないと、雪だるま式で借りがどんどん膨らんでいくような気がする。そして借金に溺れたダメ人間の様に清算に追われる事になるに違いない。


「………………なんなんですか、もう」


そう愚痴ってみたくなるのはしょうがない事だ。

仕舞に、あの土御門からは『これはいよいよ体で払うしかない事になるかにゃー』と、面白おかしそうな目で見られる始末。

目は笑っていたが、その声が何故か心に突き刺さったのをよく覚えている。


そして今回、止めだと言わんばかりに『刺突杭剣』事件がやって来た。


―――以上、今回の状況である。

時間軸としては学園都市で大覇星祭が始まる前日。

ステイル=マグヌスが最大主教の命により日本に旅立ってすぐのことである。


「ああ、なんでどうしてこうも、あの少年に頼りがちなんでしょうかね、ローラは」


話によると、必要悪の協会所属のシェリー=クロムウェルが学園都市に侵攻した時は彼がシェリーを返り討ちにしたそうだし、フリーの日本魔術師がインデックスを攫ったのをまた助け、しかも誘拐犯である男まで助け上げたと言う。その他、様々な事件に上条当麻は絡まれ続けているが……。

もしかして、イギリス清教と学園都市の間で何らかの企みがあるのかもしれない―――。

いや、土御門の話によるとあの少年は学園都市でも厄介事に……超能力がらみの事件に良く巻き込まれているらしい。

―――………まさか、彼の統括理事長が上条当麻に何かをさせようとしているのではないか?


「まぁ、これは私とは関係がない事です……。あちらにはあちらの事情と言うものがあるのでしょう……」



―――兎も角。



「…………とうとう本当に不味い事になってしまいました……。いよいよ本当に体で払わなければならない目に………」


因みに先日、土御門元春からゲテモノメイド服が宅配便で送られてきた。もう後がないぞ、とあの馬鹿サングラスの嘲笑いが聞こえてくる。

果たして、自分はどうするべきなのか。これも神の導きだと言うのだろうか。

そんな感じで神裂は、うぅ…っと頭を抱えながら歩く。


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