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2013/04/21(日) 12:45:10.06 ID:mQAtD2s70
まどかとさやかの目前に広がるのは、異空間と形容できる光景だった。
綿毛のバケモノに取り囲まれて、動く事もままならない。
「……何よこれ」
さやかは背筋から、冷たい汗が流れている。
「解んないよ……こんなの夢だよね!?」
まどかは、体の芯から震えている事を感じていた。
このままここに居れば、間違いなく死ぬ。本能が、そう察知していた。本物の恐怖に理性を支配され、叫び声さえ出せなかった。
(……誰か……助けて!!)
声にならない叫びを、まどかは叫んだ。
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