過去ログ - (^p^)「ぼくは ゆうしゃれす」
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2013/04/21(日) 22:10:56.06 ID:OCDhhie50
国王「旅は過酷なものとなろう。昼夜を問わず襲い来る魔物と戦い、糧食が尽きれば、泥水を啜り、魔物の肉をも食まねばならぬ」
国王「他国へ行けば、体よく利用されるのみならず、国王その人に謀られることもあるやもしれぬ」
国王「見返りを求めるなとも、苦しみを厭うなとも、わしは言わん」
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2013/04/21(日) 22:12:10.70 ID:OCDhhie50
城下町
付き添いの女兵士「では勇者様、まずは酒場で仲間を募りましょう」
(^p^)「よい なかまが ほしいれす」
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2013/04/21(日) 22:13:27.64 ID:OCDhhie50
酒場
色白の少年戦士「んほぉぉ、パコりてぇ! パコパコしてみてぇよぉ!」カクカクカク
雄めいた武闘家「そこな少年! わしと風呂に行こう、な! な!」グイグイ
派手な魔法使い「あーやっべさっきのキザ野郎出してやがった。垂れてきてっしマジ最悪だわ」フキフキ
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2013/04/21(日) 22:14:25.52 ID:OCDhhie50
酔っ払い「社会実験か」
女兵士「勇者様である」
(^p^)「ぼくが ゆうしゃれす」
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2013/04/21(日) 22:16:02.52 ID:OCDhhie50
酔っ払い「お前はお前の親父を――先代の勇者を知っているのか」
(^p^)「ぼくは ゆうしゃで かっこーなのれす」
酔っ払い「……そうか」
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2013/04/21(日) 22:17:13.11 ID:OCDhhie50
酔っ払い「普通冒険者といえば魔物か疾病で野垂れ死ぬといわれている。だが勇者の場合はそうじゃない」
酔っ払い「勇者の死因の大多数は魔物でも疾病でも、もちろん老衰でもない」
酔っ払い「仲間さ」
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2013/04/21(日) 22:18:23.23 ID:OCDhhie50
酔っ払い「『たかが銀貨三十枚の謝礼でも勇者は命をかけてくれる』」
女兵士「わかっているではないか。そうとも。勇者様とは謝礼の大小で動くことのない、高潔な存在なのだ」
酔っ払い「このお嬢ちゃんのようなお利口さん向けにはこうなるが、へへっ、それとは別な解釈が二つある」
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2013/04/21(日) 22:19:36.10 ID:OCDhhie50
酔っ払い「……と、そういや坊主とお嬢ちゃんはここに仲間を探しに来たんだったな」
(^p^)「ぼくは なかまが ほしいれす」
色白の少年戦士「おっと急に用事を思い出した」
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2013/04/21(日) 22:21:16.13 ID:OCDhhie50
酔っ払い「銀貨三十枚、確かに受け取った。坊主、お前の仲間になってやる」
女兵士「酔っ払いがふざけるな! お金を返してあげなさい! このたかりめ!」
酔っ払い「人聞き悪い呼び名だな。俺は……そうだな、遊び人とでも名乗っておこうか」
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2013/04/21(日) 22:24:37.80 ID:/ws3XWf20
王の間
国王「まず雇い入れたのが酔っ払いか。あの先代でさえ第一の仲間は真っ当であったというのに」
大臣「たしか賢者でしたな。占い師の弟子の」
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2013/04/21(日) 22:25:55.64 ID:/ws3XWf20
修道院
女僧侶「あら、お絵かきしてるの?」
女性「ゆーしゃたまかいてりゅの! んーとね、んーとね。こっちまおーでぇ、こっちゆーしゃたまなの!」
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