過去ログ - 美希「この思いを、美希と手を繋いで」
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1: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/04/22(月) 23:07:26.53 ID:fHokn6m80

 以下のSSの続きとなります。

 1. 伊織「赤いボールペンと美希の丸文字」
 →ex14.vip2ch.com
 2. 伊織「眠れない夜と美希とのお風呂」
 →ex14.vip2ch.com



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2: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/04/22(月) 23:11:47.01 ID:fHokn6m80

 新婦の菜緒さんはとても綺麗で、私は美しいウェディングドレス姿にずっと目を奪われていた。

美希「むー、でこちゃん見過ぎなの」

以下略



3: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/04/22(月) 23:17:14.49 ID:fHokn6m80

 司会者の案内と会場中の拍手に迎えられて、春香と千早が新郎新婦の横のステージへあがる。

春香「み、みなさまっ、し、新婦の」

以下略



4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/04/22(月) 23:17:51.95 ID:GmPm1DgwO
このシリーズ雰囲気いいから好き


5: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/04/22(月) 23:23:54.06 ID:fHokn6m80

千早「な、なんでやねんっ! どうも、ありがとうございましたっ」

 大きな拍手。春香が目に涙をためながら、笑顔でペコリ、ペコリと頭をさげている。
 春香ちゃーん、よかったよーという男性の声も聞こえてきた。
以下略



6: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/04/22(月) 23:29:58.89 ID:fHokn6m80

 司会者は何も言わない。美希が事前に「自分で説明できるから」と説明を断った。
 徐々に会場が静かになっていく。どこからか出てきては、消えるどよめき。

 美希がステージの上にいる頃には、完全に会場は静まり返っていた。
以下略



7: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/04/22(月) 23:34:38.42 ID:fHokn6m80

 新郎新婦の席とは逆側に置いてあるグランドピアノの椅子に、スーツの男性が座った。

美希「それじゃあ……聞いてください」

以下略



8: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/04/22(月) 23:42:09.32 ID:fHokn6m80

 ――「いってらっしゃい」

 1番のサビが終わり、ゆっくりとピアノが演奏を収束させていく。
 音が消えると、一瞬の静寂のあと――今までで一番大きな拍手が会場を包んだ。
以下略



9: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/04/22(月) 23:49:34.77 ID:fHokn6m80

 拍手が収まらない会場、美希がテーブルに戻ってきた。

小鳥「おかえりなさい」

以下略



10: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/04/23(火) 00:02:45.99 ID:F5Yo3QcG0

真「雪歩っ、急がなきゃ受け取れないよっ!」

雪歩「わわっ、真ちゃん急ぎすぎだよう……っ!」

以下略



11: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/04/23(火) 00:22:57.47 ID:F5Yo3QcG0

 歓声が大きくなっていった。式場の大きな扉が開いて、
 新郎新婦がゆっくりと歩いてくる。そして、階段を降りる前で足を止めて――。

 花嫁の持つブーケが、宙に舞った。
以下略



12: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/04/23(火) 00:36:27.03 ID:F5Yo3QcG0

 ■

 式場近くのお洒落な喫茶店に、私と美希はやってきていた。
 待ち合わせの相手である菜緒さんは、もう少し時間がかかるという。
以下略



13: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/04/23(火) 00:41:44.54 ID:F5Yo3QcG0

美希「あっ」

伊織「菜緒さんっ」

以下略



14: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/04/23(火) 00:47:35.27 ID:F5Yo3QcG0

伊織「私……美希と、一緒に暮らしています」

菜緒「うん、仲良く続いていていいと思います」

以下略



15: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/04/23(火) 00:57:54.57 ID:F5Yo3QcG0

伊織「私たち……」

菜緒「……」

以下略



16: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/04/23(火) 01:16:12.23 ID:F5Yo3QcG0

菜緒「ふたりは、『仲が良い』だけじゃないなぁって思ってたんです」

美希「い、いつから気づいてたの?」

以下略



17: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/04/23(火) 01:20:47.43 ID:F5Yo3QcG0

菜緒「愛しているなら、私に言って下さい」

美希「…………」

以下略



18: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/04/23(火) 01:25:03.51 ID:F5Yo3QcG0

美希「お姉ちゃんもちょっと待ってよっ」

菜緒「美希、伊織ちゃんに預かってもらえるんだよ?」

以下略



19: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/04/23(火) 01:30:17.35 ID:F5Yo3QcG0

伊織「もう、美希ったら」

菜緒「伊織ちゃん、美希のその手、出来るならばずっと繋いでいてくださいね」

以下略



20: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/04/23(火) 01:33:05.96 ID:F5Yo3QcG0

 みきいおで百合風味なものを書いているのですが、一番百合に近くなったかもしれません。
 お姉さんの菜緒さんが多い割合で出てくるので、ふたりだけの雰囲気があんまり無かったです。
 また書かせていただきたいと思います。その時に見かけたら、またお願いします。
 お付き合いいただき、ありがとうございました。お疲れ様でした。
以下略



21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/04/23(火) 01:34:56.07 ID:5yqOxczUo
乙したー

この二人は和むねぇ
また書いてくだせぇ


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