過去ログ - モバP「コンビニでのちょっとした葛藤」
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1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/23(火) 13:12:27.14 ID:7xErUU6E0

わたしは葛藤していた。

コンビニに行くことに、ではない。
いらっしゃいませ、という店員の元気な声が聞こえる。
事務所の近くに新設された、新しいコンビニに足を踏み入れていた。

入り口のすぐ右がレジ、そのまま直進すると飲み物コーナー。
入って左が雑誌や美容関係の陳列棚がある。
わたしはちらりと目をやった。

4列構成になっていて、奥から2列目は、パンや惣菜だ。
手前から2列目は、カップ麺、電池や雑貨が置いてあった。
レジの真向かいの最奥にはお弁当がたくさん陳列されている。

いつも通り、いくつかのおにぎりとお茶を手にとった。
どうにも、ここのレジの店員は笑顔が絶えない。
きちんと教育されているおかげだろうか。

レジを済ませ、数百円の小銭を受け取った。
きちんと手を握って渡してくれるあたりがいい。
大事なお金を、零すこと無く受け取れるのだから。

わたしは葛藤していた。

昼間から何を考えているのか、と思われてもおかしくはない。
けれど、読みたくて読みたくて、仕方が無いのだ。
ファッション雑誌の奥の…その棚を。

成年雑誌を。



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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga ]
2013/04/23(火) 13:19:55.70 ID:7xErUU6E0

成年雑誌という言葉には、魅力が詰まっている。

子供には、読むことのできない雑誌なのだ。
大人だけが、成人だけが読むことのできる雑誌。
以下略



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