過去ログ - 着物商人「レアなアイテム売ります買います!」
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547: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/07/20(土) 00:16:27.67 ID:zfOxTZSK0
……

少年「おねーさん!構えとかあるんでしょう?こう、天地魔闘的な」スィー

剣士「……それは反撃の構えな上に剣は関係ないぞ」
以下略



548: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/07/20(土) 00:20:36.67 ID:zfOxTZSK0
剣士「……あまり見つめられると集中出来ん」

少年「え?だっておねーさん見て覚えろって言ったじゃん」

剣士「そこまで熱の籠った眼差しをしなくてもいいだろう」
以下略



549: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/07/20(土) 00:25:31.30 ID:zfOxTZSK0
少年「そうだね、運が良かった。だからこうしておねーさんから剣を教わろうとしてるし」

剣士「私からは教えようとはしないが……なぜお前は剣に憧れる?カッコつけたいだけなら他にも色々と出来ることがあるだろう?」

剣士「剣を持つ以上、それにはリスクが付きまとう」
以下略



550: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/07/20(土) 00:32:04.01 ID:zfOxTZSK0
少年「……俺の父さんさ、冒険者だったんだ」

剣士「ん?」

少年「でも、昔にまだ赤ん坊だった俺を魔物から助けるために体を張って守ったんだ、それで死んじゃったんだって」
以下略



551: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/07/20(土) 00:38:03.12 ID:zfOxTZSK0
少年「そんなことは……ッ!」

剣士「ある!相手を倒すことだけを考えればいい、他の考え事なんて不要だ」

少年「……おねーさんは、守りたいものが無いの?」
以下略



552: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/07/20(土) 00:46:08.70 ID:zfOxTZSK0
少年「俺は……」

黒髪少女「随分な物言いですね?まるでこの世の全てを知っているかのような……」

商人「物陰から見てましたが子供にそういうこというのはちょっと大人げないんじゃ……」
以下略



553: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/07/20(土) 00:53:29.11 ID:zfOxTZSK0
黒髪少女「でしたら、今のあなたはどうですか?」

剣士「今の私……?」

黒髪少女「そう、同じ状況で今のあなたが剣を持っているとします」
以下略



554: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/07/20(土) 00:59:21.09 ID:zfOxTZSK0
剣士「まだそんなことを……結果に過ぎんだろう」

商人「その結果で、あなたは人ひとり救ってるんですよ?大したもんですよ、私には出来ません」

剣士「お前は私の命を救った、お前もやっているだろう」
以下略



555: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/07/20(土) 01:07:57.27 ID:zfOxTZSK0
黒髪少女「ま、そう易々と生き方を変えろと言う権利は私たちにはありませんが」

商人「アンタはアンタで私を否定かよ!?」

黒髪少女「あなただって子供じゃないんでしょ?もう少し賢い生き方をしてくださいな、見てるこっちがもどかしい」
以下略



556: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/07/20(土) 01:13:29.48 ID:zfOxTZSK0
剣士「あと、一つ訂正させろ」

剣士「私はまだ14だ、大人と言うにはまだ早すぎる気もするが」

商人「!?」
以下略



557: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/07/20(土) 01:24:31.36 ID:zfOxTZSK0
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