過去ログ - 着物商人「レアなアイテム売ります買います!」
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86: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/05/31(金) 01:19:16.03 ID:HhyReeOk0

騎士竜「どうだ?空の旅は?」

商人「生きた心地がしません」

竜「じゃろうな。いきなり飛び出して"これ"じゃからのう」

商人「一番驚いたのはあなたも竜だったって事ですかねぇ」

騎士竜「まぁな、言う必要もなかったし知られなけりゃそれでもよかったし……」

商人「あと鷲掴みはやめてください、普通に胸とか触ってるんですけど」

騎士竜「あぁ、悪いな。俺の大きさだと人を乗せて飛ぶのはちょっと無理だからな」

竜「どれ、ワシの背に移すがよい。人ひとり乗せるなぞ造作もないわい」

商人「こりゃどうも……ま、これも生きているうちに体験できないようなことですから十分な価値になりますね」

竜「経験こそ財産じゃの」

騎士竜「冒険者をやってると一番耳にする言葉だな」

商人「私の財産は経験よりもレアアイテムですよ!ハハハ!」

商人「って、あ!これなら別に汽車で移動しなくても飛んでいけばよかったじゃないですか!」

竜「この姿は何かと目立つからの、あまりこれで行動はしたくないんじゃ」

騎士竜「いつどこで、誰が珍しい竜狩りをしてるか分からないからな」

商人「強い生物ほど弱点が明るみだったり多いんでしたっけ?」

竜「そんなところじゃ」

騎士竜「さて……あんまり長距離は移動できないからそろそろ降りて野宿だな」

商人「うえぇ……汽車の椅子に座ってた方がまだマシだったのに」

竜「贅沢言うな」

竜「あと、お主らはまだ飯を食っていなかったの。ちょうど材料もある、ワシが特製の野菜スープを振る舞ってやろう」

騎士竜「お、いいねぇ!お前の作る料理は美味いからなぁ」

商人「へぇ、料理出来るんですか」

商人(あんなちんちくりんな子供の姿だったからてっきり中身も子供だと思ってた……というのは胸に秘めておきましょう)

竜「いつも作るのはワシじゃ……まったく」

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