12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/30(火) 00:00:42.95 ID:nX4QHzkE0
「あ、いたー!」
馬上にいたのはアリアンノだった。どうやら彼らを追いかけてきたらしい
馬を止め降り、二人に正対する。
「ひどいですよ、置いていくなんて!」
「誰も連れて行くとは言っていない」
即とうするルイテル、ソコにモンドが口を挟む
「いやぁ、もてる男はつらいねぇルイ」
「茶化すな」
「いいじゃねぇか、ついてきちまったもんは仕方ねぇどうせ同じ道を行くんだからよ」
「勝手に決めるな。足手まといだろう、整備されているとはいえ緩んだ山道を馬を連れて歩くのもな」
アリアンノが騎乗してきた馬を見て答える
「この子なら大丈夫です、貸し馬ですから」
アリアンノが馬の尻をたたくと来た方角へと走ってゆく
この地域の貸し馬には魔玉が取り付けられており、客が乗り終えたら自ら店に帰ってゆく。
「そういう問題では」
「いいじゃねぇか、ルイ旅は道連れってね」
「そうですよ、ほらぁ置いていっちゃいますよー」
「おまえら……」
「どうせ、行く道は一緒なんだってさっきいったろ?」
モンドがウィンクをしながらアリアンノと先に行く。
諦め顔でその後を追いかける形で三人の旅が始まった。
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