16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/01(水) 23:23:09.48 ID:rpW5S4RD0
「あれ?装甲亀じゃないですか、まだこの辺にもいたんですね」
二人の間から顔を出したアリアンノをモンドが制する
「ちょっと、別に装甲亀はそんなに危ない生き物じゃないですよ?」
「いいから下がってろこいつは装甲亀なんて生易しいもんじゃねぇ」
「よく似てはいるがな」
言いながらルイテルは腰に手をやる
「どうするよ?ソッチがやるのか?」
「どちらでもかまわんがな、コイツの甲羅と胆石はいい素材になる」
「んじゃ、お前に任せるわ」
「そうか……」
短く返したあと腰から剣を抜き出す。いや、剣と評するにはその刀身は短くそしてあまりにも刃厚がある。
剣というよりは鉈と表現をしたほうがよいだろう。
一歩踏み込むと亀はその甲羅から一斉に棘を表に出す
「わっ、あ、アレなんですか?」
「装甲亀とよく似てるがな、こいつぁ刺甲亀だ」
「刺甲亀?でも、アレってこんなに大きくなるんですか?」
「南のほうの属ならコイツよりも大きいのはいるがね、コイツも装甲亀と同じくおとなしいハズなんだが」
首をすぼめ棘を一斉に出した甲羅を見てモンドは続ける
「どうやら虫の居所が悪いらしい」
256Res/312.24 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。