過去ログ - インデックス「…?(ヨメヤ…ソラキ…?知らない人なんだよ…)」
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338:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2014/08/19(火) 23:21:18.12 ID:86qeAKrV0
術の消滅を待たずに、詠矢は既に動いていた。

上条を信じ、防御結界が残る敵に、向け一心不乱に走った。

その判断が功を奏し、絶好のタイミングで敵の懐に飛び込むことが出来た。

劉「貴様は!!」

相手はまだ自分のことを認識し切れていない。

チャンスは今しかない。詠矢はそう確信していた。

詠矢「(届けっ!!)」

詠矢は手を伸ばす。開いた掌の向こうに、目指す剣の柄がある。

確実にその距離が近づく、掌が、触れる。

詠矢「勝った!」

詠矢は、力の限り剣を引き抜いた。


(ぶちゅっ)


異様な音が、腕を伝って耳に届く。

詠矢「!?」

そのあまりの不快さに、走り抜けるはずだった詠矢は足を止めてしまう。

詠矢「…え?」

自分の右手の中にあるもの、それは間違いなく目的の剣だった。

以前よりもずっと細くなった剣。そして、その先端には、赤く染まった肉片がこびりついていた。


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