過去ログ - ジャイロ「最強のスタンド“キング・クリムゾン”を手に入れたぞ」
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164:ディアボロ ◆LzFfkxZBAY[saga]
2013/05/08(水) 21:16:11.15 ID:bablTtOt0
   外伝(4):捜査官はブラック・モア

 ブラック・モア。彼についての情報は公になっているはずだからここでは黒ジャイロとの絡みだけを記しておく。
 彼はアメリカ大統領側に属していた。が、その魅力が褪せてきたと感じていた。そんな彼の心のように空が曇っていたある日、彼は突然言い渡されたジョニィ・ジョースターの捜索の途中、どす黒いジャイロ・ツェペリを見つけた。

ブラック・モア(あいつは……たしか……ジョジョとかいったやつか……)

ブラック・モア「スイませェん」

ジャイロ「なんだお前?」

ブラック・モア「あなたはジャイロ・ツェペリ」

ブラック・モア「通称ジョジョですよね」

ジャイロ「そうだけど」

ブラック・モア「わたしは大統領の使いのブラック・モアです」

ブラック・モア「ここらでジョニィ・ジョースターという青年を知りませんか?」

ジャイロ「……」

ジャイロ「そいつがどうかしたのか?」

ブラック・モア「いえ……それはコチラの話なので」

ジャイロ「『聖人の遺体』集めか」

ブラック・モア「ぅ!? どうしてそれを?」

ジャイロ「聖人の遺体ならオレも狙ってるぜ」

ブラック・モア「そうですか……」

ブラック・モア「ちょうどタイミングもよく雨も降ってきた」

 こいつは危険人物だ、と判断したブラック・モアに躊躇はない。雨粒を固定した。その雨粒に触れたジャイロの手は切れた。

ブラック・モア「これが我がスタンド『キャッチ・ザ・レインボー』」

ブラック・モア「これでおまえはもう動けまいッ!」

ジャイロ「キングクリムゾン」

 時間が消し飛んだ。

ジャイロ「雨に触れたという過程を飛ばしお前のそばにいるというオレがいるという結果を残した」

ブラック・モア「ヤバイッ!」

 しかしジャイロは攻撃をしなかった。

ジャイロ「……なあ、あんたどうして『聖人の遺体』を集めてるんだ?」

ブラック・モア「それはいずれこの国の中心となる大統領に渡すためです」

ジャイロ「あんたが『聖人の遺体』を献上するのは『この国』か『大統領』じゃなきゃあダメか……? 『闇の帝王』でもいいだろ……?」

 ブラック・モアは黙した。いっそのこと以前は輝いて見えたが最近では色褪せた大統領よりもこの賭けに乗ったほうがいいのではないか、と考え始めた。

ジャイロ「このジャイロ・ツェペリには『野望』がある!」

ジャイロ「オレはいずれ世界も支配する」

ジャイロ「そのために『聖人の遺体』を全て手中にする」

 ブラック・モアは決断した。

ブラック・モア「何が起こったかわからないほどのおまえの強力な『能力』と……黄金のような『野望』に賭けましょうジョジョ」

 こうしてブラック・モアはジャイロの腹心の部下となったのだ。

ブラック・モア「スイませェん」

ブラック・モア「わたしこれから大統領邸に帰ってその動向を観察しますね」

ジャイロ「頼んだぜ」

 ブラック・モアは雨が消えればなくなってしまう虹の橋を渡っている。


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