過去ログ - モバP「こうして僕の新婚生活は始まった」
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24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/25(木) 23:02:29.53 ID:J/JRU+J60
幸子「ミルクティーですか、気が利きますね。この香りはミルクと生姜がたっぷり、それに少々の蜂蜜ですか」

  『分かってないなープロデューサーは。やっぱビールっしょ、ビール。
   ぷっ ハー、この為に生きてると言っても良いくらいだね』

以下略



25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/25(木) 23:04:03.73 ID:J/JRU+J60
幸子「味は兎も角として、随分とぬるいですね。
   へー運動直後に飲んでも、胃に負担がかからないように……トレーナーの知識もおありなんですか?」

  『ぬー、酔ってない。はいっ! 酔ってないっ! よっ!
   あれ? なに、これ……気持ち悪い。うっ ごェ げぼーぁ』
以下略



26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/25(木) 23:06:26.04 ID:J/JRU+J60
幸子「でしたらプロデューサーさん、レッスン中はトレーナーとお呼びしましょうか?
   ボクだって腰を低くする位できますよ、社長。
   ボク達ふたりきりの事務所なんですから、プロデューサーはもっとボクにおねだりするべきだと思いますね」

 躊躇せず幸子は僕の膝の上に座り、ビデオカメラを奪い取った。
以下略



27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/25(木) 23:08:40.26 ID:J/JRU+J60
幸子「何ですか、何なんですかこれは!
   視線は上の空、ステップはたじたじ、背筋だって全然伸びてない。
   こんなのボクの可愛さを、ぜんぜん引き出せてないじゃないですか!」

 幸子は激怒した。とても心地良い怒りだ。
以下略



28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/04/25(木) 23:09:51.49 ID:ujUwHnWpO
支援


29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/25(木) 23:10:43.82 ID:J/JRU+J60
  『プロデューサーはさ、アタシの事応援してくれるって言ったよね。
   アイドルになれば、アタシはもっと皆の事応援できるからって』

 しかし子供の頃の宝物が大人の目には色あせて映るように、もはや僕は何事にも怒る事は出来なかった。
その代わりに絶望を積み重ねる。絶望は心を温めてくれる。
以下略



30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/25(木) 23:28:08.64 ID:J/JRU+J60



 思考は一瞬、彼女が僕を突き飛ばす。かつては―――を込めて僕を見ていた視線がこの身を射抜く。
解っていた筈だ、なのに何故こんなにも身体が重い。
以下略



31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/25(木) 23:30:09.83 ID:J/JRU+J60
 それは甘い夢。
少女ならば誰もが一度は願う甘い夢。
好きな人が自分を選んでくれるのだと、その人と幸せに暮らすのだと、やってくるかもしれない幸せな夢。
好きな人の腕に抱かれ、好きな人に口付けされ、同じ時間を過ごしたいと願うそんな夢。
だけど、その夢はもう見る事は出来ない。
以下略



32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/25(木) 23:32:31.93 ID:J/JRU+J60
  『ファーストキスだったんですよ』
 それはぼくの遺言であり、
それがぼくの産声である。


以下略



33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/25(木) 23:35:14.67 ID:J/JRU+J60


  騎士は平原で一人の女性と出会った

  溢れんばかりの美 [妖精の申し子]
以下略



34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/25(木) 23:36:44.58 ID:J/JRU+J60



  「すみません……すみません……! 私がいると……みんな不幸に……」

以下略



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