過去ログ - モバP「こうして僕の新婚生活は始まった」
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96:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/26(金) 08:41:52.48 ID:qMigc3jZ0
幸子「裏切ったんですね。ボクの、ボクの気持ちを裏切ったんですね」

 セルフプロデュース制の採用。
961プロダクションを参考に、僕が導き出した結論はこれであった。

以下略



97:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/26(金) 08:54:31.69 ID:qMigc3jZ0
  『アタシ、これからはお酒を飲む事にするよ。アイドルなんて辞めてやる!
   毎日、お酒を飲んでやるんだ……』

幸子「プロデューサーの事を……信じていたのに……」

以下略



98:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/26(金) 09:02:48.59 ID:qMigc3jZ0
幸子「操り人形の気分ってこんな感じなのかもしれませんね!」

 絶望せよ幸子。絶望は良いものだ、真実を見せてくれる。
打ちのめされ、投げ捨てられ、それでもなお夢を諦める事が出来ないのであれば……
僕の元へ来て膝を着くといい。
以下略



99:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/26(金) 09:11:59.31 ID:qMigc3jZ0
 決して絶える事のない呪詛が、新たに刻まれる。絶望が積み重なる。
そう僕達はもはやとっくに抜け殻だったのだ。
かつては果たすべき願いを持ち、誇りある魂を持っていた。
夢見るような日々……
だが、それは既に過去の話でしかありえなかった。
以下略



100:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/26(金) 09:25:32.47 ID:qMigc3jZ0
幸子「もっとボクのことを考えてください! 24時間でも足りませんよ!
   必ず、必ず振り向かせて見せますから!」


 そしてこれが後に[天使]と呼ばれ、芸能界を蹂躙する事になる伝説の幕開けであった。
以下略



101:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/26(金) 09:29:56.54 ID:qMigc3jZ0


  ―――は蒼ざめた顔の王達 王子達を見た

  蒼白な戦士達 そう 皆が死者のように蒼白だった
以下略



102:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/26(金) 09:35:52.02 ID:qMigc3jZ0


  「商談の御成功、おめでとうございます」

 オフィス街に存在する、看板の無いビル。その中にある看板の無い店。
以下略



103:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/26(金) 09:42:21.28 ID:qMigc3jZ0
  「どうぞこちらを、私なりの心付けです」

 メイドがカップにミルクティーを注いでゆく。
僕はすっかりVIP室の住人となっていた。
それも当然か。あのオンボロ事務所へ顧客を案内してしまったら、引き出せるはずの資金援助でも引き出せなくなってしまう。
以下略



104:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/26(金) 09:49:59.82 ID:qMigc3jZ0
 交渉術とは実に奥深いものである。
どんなにこちらの手札が乏しくとも、カード手品の様に手を変え品を変えればあたかもそれが千枚もの切り札であるかのように装える。
プロデューサー時代のスカウト経験が下地となり、僕の舌は滑らかに歌っていた。




105:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/26(金) 09:55:45.42 ID:qMigc3jZ0
  「そう言えば……幸子ちゃん引退なされたんですよね?」

 幸子は掘り出し物であった。
あれよあれよという間にAランクアイドルへと駆け上がり、事務所の名声を高めてくれた。
今の僕の成功も、幸子の活躍に負う面が多い。
以下略



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