114:つつ[sage saga]
2013/04/27(土) 19:56:55.09 ID:eha2ZHJF0
舞夏「な、何を!?」
上条「暴れるなって!」
この手でつかんでやればいいじゃない。
115:つつ[sage saga]
2013/04/27(土) 19:57:24.22 ID:eha2ZHJF0
上条「ふ―。危なかった」
舞夏「あ、あのー」
安堵のため息をつく上条。
116:つつ[sage saga]
2013/04/27(土) 19:57:53.03 ID:eha2ZHJF0
上条「まったく、お前もよくわからないけどあんな危険な物に乗るんじゃありません」
舞夏「いや、ていうか……」
安全は確保したので、お説教モードに入る上条。
117:つつ[sage saga]
2013/04/27(土) 20:00:52.05 ID:eha2ZHJF0
上条「今回は助かったけど、次にこんな事が起こらないとは限らないだろ?」
舞夏「そ、そのー・・・・・・」
今こそその力を解放するとき。
118:つつ[sage saga]
2013/04/27(土) 20:01:24.44 ID:eha2ZHJF0
上条「けがしたら元も子もないぞ?女の子なんだからおてんばは程々に・・・」
119:つつ[sage saga]
2013/04/27(土) 20:01:59.47 ID:eha2ZHJF0
だがお説教など舞夏は聞いてる余裕はない。
いまにも顔が当たりそうなのだ。
お掃除ロボから助けてくれたとき、赤ん坊のような状態で抱きかかえられて、そのまま飛んだり跳ねたりしたため、いま非常に体が密着している。
吐息は当たるし、熱は伝わる。
出会ったばかりの少年にここまでされてテンパらない女性はいないだろう。
120:つつ[sage saga]
2013/04/27(土) 20:02:26.08 ID:eha2ZHJF0
上条「おう、すまんすまん。危なかったからな。まあ俺は聖職者だし、やましい気持ちはないから安心してくれ」
そんな妙な思考のスパイラルに入った少女を現実に連れ戻したのは、その原因の少年。
舞夏としては、まだ頭が混乱していてよく理解していないが、とりあえずこの少年が自分を助けてくれたのは分かる。
やはりお礼をした方がいいだろう。
121:つつ[sage saga]
2013/04/27(土) 20:03:02.17 ID:eha2ZHJF0
舞夏「あ、あのー」
上条「ん?」
舞夏「えっと・・・・・・助けてくれたお礼をしたいんだぞ―」
122:つつ[sage saga]
2013/04/27(土) 20:03:28.28 ID:eha2ZHJF0
お礼をしたい、という頼みを断る自分を助けてくれた恩人は、
やんわりとほほ笑みながら右手を振ってこたえる。
123:つつ[sage saga]
2013/04/27(土) 20:04:00.26 ID:eha2ZHJF0
124:つつ[sage saga]
2013/04/27(土) 20:04:29.07 ID:eha2ZHJF0
ぼんっ、と音が聞こえてくるくらい一気に顔が真っ赤になる少女。
もはや彼女の頭の中は焼き切れてオーバーヒートしていた。
上条「という訳で、俺はそろそろ行くよ。今度は気を付けてなー」
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