118:つつ[sage saga]
2013/04/27(土) 20:01:24.44 ID:eha2ZHJF0
上条「けがしたら元も子もないぞ?女の子なんだからおてんばは程々に・・・」
119:つつ[sage saga]
2013/04/27(土) 20:01:59.47 ID:eha2ZHJF0
だがお説教など舞夏は聞いてる余裕はない。
いまにも顔が当たりそうなのだ。
お掃除ロボから助けてくれたとき、赤ん坊のような状態で抱きかかえられて、そのまま飛んだり跳ねたりしたため、いま非常に体が密着している。
吐息は当たるし、熱は伝わる。
出会ったばかりの少年にここまでされてテンパらない女性はいないだろう。
120:つつ[sage saga]
2013/04/27(土) 20:02:26.08 ID:eha2ZHJF0
上条「おう、すまんすまん。危なかったからな。まあ俺は聖職者だし、やましい気持ちはないから安心してくれ」
そんな妙な思考のスパイラルに入った少女を現実に連れ戻したのは、その原因の少年。
舞夏としては、まだ頭が混乱していてよく理解していないが、とりあえずこの少年が自分を助けてくれたのは分かる。
やはりお礼をした方がいいだろう。
121:つつ[sage saga]
2013/04/27(土) 20:03:02.17 ID:eha2ZHJF0
舞夏「あ、あのー」
上条「ん?」
舞夏「えっと・・・・・・助けてくれたお礼をしたいんだぞ―」
122:つつ[sage saga]
2013/04/27(土) 20:03:28.28 ID:eha2ZHJF0
お礼をしたい、という頼みを断る自分を助けてくれた恩人は、
やんわりとほほ笑みながら右手を振ってこたえる。
123:つつ[sage saga]
2013/04/27(土) 20:04:00.26 ID:eha2ZHJF0
124:つつ[sage saga]
2013/04/27(土) 20:04:29.07 ID:eha2ZHJF0
ぼんっ、と音が聞こえてくるくらい一気に顔が真っ赤になる少女。
もはや彼女の頭の中は焼き切れてオーバーヒートしていた。
上条「という訳で、俺はそろそろ行くよ。今度は気を付けてなー」
125:つつ[sage saga]
2013/04/27(土) 20:04:55.45 ID:eha2ZHJF0
手を軽く振りながら、のんびりと歩いて行く彼。
その姿をぽーっとした表情で見つめながら、メイド少女は小さく呟く。
126:つつ[sage saga]
2013/04/27(土) 20:05:21.56 ID:eha2ZHJF0
自分が原因でかなりの速度でマラソンさせる羽目になってしまった少年。
だけど彼は、自分がピンチの時、危険を顧みずに抱きしめて助けてくれた。
その後もトラブルに巻き込んだ事にも起こらず、自分の事を心配して、叱ってくれた。
127:つつ[sage saga]
2013/04/27(土) 20:06:14.24 ID:eha2ZHJF0
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