16: ◆auvPFY1.jw[saga sage]
2013/04/26(金) 14:59:49.79 ID:apyY2YgH0
それから3日経った水曜日のことだ。
あのデートの後から、ぼくはちひろさんと話していない。
互いに忙しく、時間がとれなかったのだ。
今度の仕事の件もある。
ぼくは夕方前に仕事を終え、ソファでコーヒーを飲んでいた。
そのついでに、ぼくは仕事の企画を進めていた。
アイドルの合同ライブのことだ。
難しい内容だった。
いかに盛り上げるか、というのもプロデューサーのテクニックだ。
アイドルの本質を見抜き、それを生かさなければ。
彼女らの未来はぼくが預っている。
ひと通り思案をまとめた上で、社長に確認をもらった。
うん。これなら、きっと上手くいく。
続けて、笑ってくれた。
仕事も終え、後は帰るだけになったときのことだった。
奥から事務作業を終えた彼女が出てきた。
『社長。では、いまから事務用品の買い出しに行ってきます』
このチャンスも、逃す手はない。
ちひろさんに同行することを伝え、了承をもらった。
近くの懇意にしている文房具店までだが、それでも十分に嬉しかった。
さて、何を話そうか。
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