30: ◆auvPFY1.jw[saga sage]
2013/04/26(金) 15:07:26.68 ID:apyY2YgH0
8月25日がやってきた。
今日は彼女と並んでウィンドウショッピングをしていた。
時刻は夕方、今は18時を回ったぐらいだ。
相変わらず服のセンスがいい。
ぼくはそれをみて、彼女に教えを請おうと思った。
「ちひろさん。よかったら、ぼくの服を選んでもらえませんか」
『はい、いいですよ。どんな服がお好みですか』
敬語なので店員のような口調だが、最大限の配慮を感じられる。
ぼくはちひろさんの選んだ服なら、と端的に伝えた。
そうすると、なんだか頬を紅潮させていた。
『え、ええと…それなら、これとか。プロデューサーさん、格好いいですから』
『あ、こういうのも、似合うんじゃないでしょうか』
『これもいいかも…』
彼女は瞳をきらきらさせながら、ぼくに服を選んでくれた。
いくつかそれを購入したあと、たまたま良さそうな店を見つけ、入った。
場所が違えど、ぼくたちはもう、酒の力がなくとも饒舌に語らうことができていた。
そして、ぼくは、約束を取り付けた。
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