13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/04/27(土) 01:14:18.16 ID:Twdko/5W0
授業が終わると、桜が俺の方にやってきた
それを見ている周りの目線がかなり痛い
桜「ねえ、翔」
俺「どうした?桜」
桜「あの手紙…」
俺「俺しかいないだろ。放課後、昨日の場所で」
桜「うん…」
桜は顔を曇らせていた
きっとどのような答えが返ってくるのかが不安なのだろう
俺はその彼女の気持ちを察した
俺「そんな顔するよ。泣くような答えではないから」
桜「え?」
俺「後は放課後。じゃあな」
俺はトイレに用も足す気もないのに、席を立った
そこに数人の男子が後を追ってくる
A「なあ、翔。すごい噂になっているぞ。桜との事」
B「昨日桜に告白されたのは事実なのか?」
C「もしそうならなんでお前なんだ!くそ!」
俺「しらねぇよ。俺じゃなくて桜に聞いてくれ」
そいつらを払いのけ、トイレに向かった
空気を入れ替える為、窓を開けると、涼しい風が頬を撫でた
俺は壁に寄りかかり、深呼吸して、自分の感情を落ち着かせた
今日、俺は告白の答えを出す
それを彼女に告げた時、すべてが始まる予感がした
38Res/35.83 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。