過去ログ - ゲンドウ「久しぶりだな、シンジ」
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980:名無しのアスカ好き ◆tHwkIlYXTE[saga]
2013/07/24(水) 16:56:45.86 ID:IGzTsOS60
冬月『ああ、それと、碇……』
ゲンドウ「何だ?」
冬月『今回の一件で、ゼーレは恐らく、近々、あの男を送り込んでくるだろう。そのまま放置しておけば、レベルEEEの自爆装置の件、老人たちにバレてしまうぞ』
冬月『あの男は、性格はともかく、優秀ではある。時間はかかるかも知れんが、いつかは真実に辿り着くだろう。……赤木レポートや暴走の件も含めてな』
冬月『……どう対処するつもりだ?』
ゲンドウ「…………」
ゲンドウ「……味方に引き入れるしかあるまい。危険な賭けではあるが……」
冬月『…………本当にそれでいいのか、碇?』
ゲンドウ「どういう意味だ、冬月?」
冬月『利用した後、排除する、という手もあるという事だ。こちらの方が確実ではある』
ゲンドウ「排除したところで意味はあるまい。ネルフ本部の対人警備システムは、はっきり言えばザルだ。ある程度訓練を受けた人間であれば、誰でも簡単に忍び込む事が出来る」
ゲンドウ「下手に動かれるよりは、初めから味方として引き入れた方がいいだろう。あの男は計算の出来る男だ。自分の損になるような事はそうはすまい」
冬月『…………そうか』フゥ……
冬月(やはり、甘いな……。監禁、あるいは暗殺という考え自体が元からないのだから…………)
冬月(だが、この甘さがなければ、ネルフは最早組織として成り立たなくなっているのもまた事実か…………)
冬月『……まあ、いいだろう。その件についてはお前に任せる事にするよ。それではそろそろ切るぞ。また何か動きがあったら連絡してくれ』
ゲンドウ「ああ、ではな」
ガチャ……
ゲンドウ「」フゥ…………
ゲンドウ「…………シンジ……そして、アスカ……それにドイツ支部の職員たち…………全員、無事でいてくれるといいが…………」
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