過去ログ - アナスイ、徐倫と共に一日生き返る
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38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/04/27(土) 15:44:27.23 ID:QjeqrsaM0
今、風は止まっている。
無音の中、アナスイは言葉を続けた。
アナスイ「その可愛らしい顔も、魅力的なスタイルも、チャーミングな笑顔も、
仲間想いの優しさも、覚悟を決めた時の力強い意志も、誰かに頼りたい時の弱い一面も、
しぐさも、そして今もそうだ。何かを集中して見る、その目も…」
徐倫「……」
アナスイ「君を初めて見た時から君に恋をした。オレは君と出会った全ての時間で君に恋をしている。
あの時からオレの世界は変わった。死んでいたオレを蘇らせてくれた。
君と幸せになりたい。君を守ってやりたい。君の暖かな笑顔を見ていたい。
この気持ちは、この愛は本物だと思っている。君と結婚をしたい。君の特別な存在にオレはなりたい」
徐倫がアナスイから視線を外し、顔を伏せた。
アナスイ「もう一度言う。オレは君の全てを…愛してる」
徐倫「そう…」
アナスイは必死に言葉を絞り出した。
そして、混乱し始めていた。
徐倫が俯いたまま顔を上げない。
何を考えているのか?
また不快にさせてしまったのか?
しかしオレにできるのは彼女の言葉を待つことだけだ。
そう思った。
その時、徐倫の唇はこう動いた。
この時の唇の動きを、言葉を、アナスイは一生忘れない。
徐倫「あたしも」
暗くてピンク色かどうかはわからないが、徐倫の唇は確かにそう動いた。
そしてもう一度、今度はもう少し大きな声で言った。
徐倫「あたしも…あなたのことを愛してる」
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